最高峰イヤホン Bang&Olufsen B&O play Beoplay E8 2.0 の実力。ゼンハイザー信者の使用レビューと比較
こんにちは、流木(@Ryuwboku)です。
以前、紹介した愛用イヤホンBeatsXを紛失してしまいましたので、Bang & Olufsenのワイヤレスイヤホンを購入。
僕の音楽を聴く時間を息を飲むほどアップデートしてくれたので、ご紹介させて頂きます。
Bang & Olufsen B&O play Beoplay E8 2.0が素晴らしい
Bang & Olufsen とは
まだまだ聞きなれない方の多いメーカーだと思いますが、デンマークの高級スピーカーメーカー。1925年創業というかなりの老舗です。
一流のインテリアデザインを彷彿とさせるような美しいデザインに高い音響技術。
スピーカーで言えば高いし、日本で正規輸入されていないモデルも多く、僕個人としては「憧れ止まり」のメーカーでした。
しかし、B&O playというBang & Olufsenのカジュアルラインが2012年にリリース。高音質ながらも比較的お買い求めやすい価格のラインナップ。
このラインであればApple Storeなどでも取り扱いがあります。
もう箱から好み。北欧っぽいお洒落なデザインです。
開封の儀。高級感、すごく出てます。
SENNHEISER信者が浮気したイヤホン
昔からゼンハイザーのプロダクトが好きな流木ですので、BeatsXの紛失を機に発売からずっと欲しかったゼンハイザー初のトゥルーワイヤレスイヤホン"MOMENTUM TW"の購入を決めました。
が、流石に価格が価格。他製品のリサーチを含め試聴へ。
本命のMOMENTUM TWの音質は素晴らしい。評判通り。買う。
けど、せっかくだし他の製品も聴いてみるかと少し気になっていたBeoplay E8を試聴。
結果、秒で浮気することになりました。
MOMENTUM TWとのとても主観的な比較。
MOMENTUM TW自体がBeoplayをかなり意識して製作という噂で、何かと比較されるBeoplay E8とMOMENTUM TW。
主観での印象は
Beoplay E8の方が音の粒が綺麗で聴いていて楽しい音。
MOMENTUMは鳴り方が自然的でリラックスできる音。
といった感じ。
後で調べてみたのですが同じような感想のユーザーが多いようで、似たレビューも多く見受けられました。
僕のイヤホンの使い方として、ながら聴きというよりは音楽を楽しむという使い方の方が適していたのでBeoplayをチョイス。
MOMENTUMの方にはゼンハイザー特有のバシっとした低音を期待していたのですが、篭り気味でボヤっとした印象を受けたことが浮気に至った決定打でした。
Beoplay E8 2.0へのアップデート
Beoplay E8からアップデートされた製品がBeoplay E8 2.0。
MOMENTUMを買う気だったのでアップデートされたことすら知らず、店員さんにあれこれ聞きまくりました。
ご対応頂いた店員さん、面倒な客でごめんなさい。親切、丁寧、にこやかな対応ありがとうございました。
アップデートの内容としては、
- 外装の変更
- ケースバッテリー量の増加
- 防水防塵性能の向上
- ワイヤレス充電Qiへの対応
といったところ。
ネット上のレビューで音質も上がってるという声も目にしましたが、ドライバは変更されていないため、防水性能の向上で響きがよくなったか、プラシーボかのどちらかでしょう。
販売価格差が1万円程度ありますので、音質にしか拘りのない方は前機種でいいと思います。
個人的にはケースの高級感やワイヤレス充電の便利さ、後から純正のワイヤレス充電器が販売されると聞いたので、後で後悔したくないと思い新機種の購入に至りました。
実際、Qiのあるなしには雲泥の差があり、BeatsXの使用時は帰宅後のケーブル充電が面倒で度々充電切れを起こしていたのですが、E8にしてからはデスク上のiPhone用Qiに乗せておけば良いので面倒に思うことも皆無。
無かったら無かったなんでしょうけど、あると便利なことに気付きます。
Qi搭載の新型ケース。シルバーの縁取りにロゴのエンボス。レザーの質感も上がっています。
純正アプリによるイコライザが優秀
Bang & Olufsenの製品は純正のスマートフォンアプリでイコライザが使用できます。
直感的に使えるUIとしっかりと変化する音質により、より好みの音を鳴らせるイヤホンに昇華します。
この白い丸を移動させるだけ。
因みに僕は北欧系のオルタナティヴやジャズを聴く時はこの位置。
UKロックを聴く時はもう少し低音強めのWARM寄りにする感じ。
好きなジャンルやアーティストによって簡単に変えられるところが便利です。
痒いところに手が届く機能
ワイヤレスイヤホンですので左右のイヤホンをタップすることにより、再生停止やスキップ、音量調節、SiriやGoogleアシスタントの起動も可能。
マイクの集音性も優秀で通話も問題なく行えます。
個人的に感動したのは周囲の音を聞くことができるTranceparencyモード。
密閉性が高く周りの音は殆ど聞こえない構造ですが、左耳をタップするだけで周囲の音を取り込んでくれます。
いちいちイヤホンを外さず、コンビニでお会計をしたり、電車でアナウンスの確認をしたり、大きな交差点で安全を確かめたりと、使って初めてわかる便利機能。
ブランドロゴの部分をタップして操作します。
明瞭度が高く、美しい音質
前述で少し触れましたが、本当に音の粒の綺麗な鳴りをします。
ドラムやエレクトロ、ジャズピアノといった歯切れの良い音は跳ね、女性ヴォーカルの透明感は素晴らしい。
一度聴くとニヤけを通り越して目を瞑って息を飲むほど。一瞬で音楽の世界に溺れます。
かといって弦楽器の低音もしっかりと鳴っており、それぞれ音の輪郭がはっきりしているので、埋もれることなく音場の中でしっかりと棲み分けています。
とてもバランスの良い設定でありながら、尖らせるところは尖らせて、明瞭な鳴り方。跳ねる跳ねる。伸びる伸びる。聞いていて本当に楽しい。
エージング無しでこんな印象なんで、今後の音質向上にも期待が高まりますね。
音の響き方はポジションやイヤーチップによっても大きく変わります。
嬉しいことにCOMPLY社のイヤーチップがワンセット付属しておりますが、物足りなさを感じる方はアジア人向けのTs-200へ変更をおすすめします。
僕はレビュー用に一緒に買いましたが、やはり密閉性があがって音質が向上しました。
安定した通信性
通信方式にNFMIを搭載しているので安定性も抜群。
ごく稀に自動ドアで一瞬途切れることがあるくらいでしょうか。
混雑した山手線の中でも週末の新宿でも、全く問題なく使えております。技術の進化ってすごい。
まとめ
B&O Play Beoplay E8 2.0
音楽を楽しみたいなら間違いなく買いなイヤホンです。
価格以上の感動と音楽の楽しみを与えてくれるデバイス。
少し前に同価格帯のBOSEのイヤホンを購入した友人に聴かせたところ、選択を間違えたと後悔していました。
悪いことしてごめん。
B&O Play Beoplay E8
とりあえずQiとか防水とかケースの見た目とか気にしない方であれば前機種のBeoplay E8で。金額的にはかなり楽になりますし、2.0と変わらない高音質が楽しめます。
SENNHEISER MOMENTUM TW
逆にBGMのようにゆったりと音楽を楽しみたい方であればSENNHEISER MOMENTUM TWでしょう。価格も下がったようですので今が狙い目です。
beats by Dr.dre BeatsX
一番の問題が価格。
イヤホンに3万以上って、一度沼にハマったことがない限り難しい選択だと思います。
そんな方には以前ご紹介したBeatsX+COMPLYの組み合わせがやはりおすすめ。
CMも盛ん、著名人も多く使用している時代を生きる名作です。
余りにも良すぎたので長くなってしまいましたが、平成最後のベストバイには本当におすすめのデバイス。
景気の良さに乗っかって思い切ったお買い物をしちゃいましょう。
毎日、音楽を「楽しめる」素晴らしい生活が待ってますよ。
それでは今日はこの辺りで。
読者登録お待ちしております。